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市販のフード(年齢別フード)

 仔犬用 (グロース、パピー)、成犬用 (メンテナンス)、高齢犬用 (シニア)、肥満犬用 (ライト)、などのように特別に配合されたフードがあります。
実際、仔犬には老犬よりも多くのカロリーを必要とします。
 AAFCOでも、仔犬の健康維持の為に必要なタンパク質は 22%以上、成犬では 18%以上だとしています。
そこで各メーカーは、高タンパクのフードを仔犬用として製造しています。
 この事自体は間違っているとは思いませんが、老犬に 22%以上のタンパク質を与えると負担が掛かってしまうというのは間違いです。
確かに一般に売られている子犬用のフードを老犬に与えれば肥満になってしまいますが、これは老犬の代謝能力の低下によって粗悪な原材料のフードに対応しきれずに起こる事です。
 それをタンパク質や脂肪分の比率を下げる事で無理やりに解決しようとしているだけのメーカーが殆どです。
そうする事によって、本来は持っているはずの免疫機能や抵抗力を奪う事になってしまい、とても危険な事です。

 このことは、犬達がまだ野生動物だった頃の食生活を考えてみれば良く分かります。
 仔犬だから、又、老犬だからといって特別に別の物を食べる事はしません。ただ、カロリーの調整の為に食べる量は変わってきます。
しかも、その頃に食べていた物は、新鮮で、何の添加物も化学物質も含まれていない天然の食材です。
 ですので、基本的には年齢別のフードを与える必要はないと思います。

 それでも、仔犬のころに低カロリーのフードを身体に必要なだけ食べさせると下痢してしまうような子もいます。
そんな場合は、年齢別に特別に処方されたフードも使ってみても良いと思います。

 また、年老いて、代謝機能が衰えてきた子には消化酵素やある種のビタミンを増やしてあげる必要がありますが、高齢犬用として配合されたフードでも有効なことがありますが、殆どのペットフードメーカーの年齢別のフードは、悪いとは言いませんが、販売戦略の為だけです。
 本当にワンちゃんのことを考えて作られているフードは、原材料の配合を変えるだけではなく、必要な栄養素を補うために原材料そのものも年齢によって違います。

 また、正しい配合の年齢別のフードを与えていたとしても、それぞれの固体によって、ときには同じ固体であってもその時々の環境や体調などによって、体質や必要な栄養素が変わってきます。
それら全てをフードの種類やアイテムで対応するのはほとんど不可能です。

 フードを与える場合は、良質な自然食品のフードを基本として、それにプラスして、自然な食材や各種のサプリメントを与えてあげるのが良いと思います。

 

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