口臭について (2003/12/16)
口のニオイのくさい子って、います。
一般によく言われているのは、歯の問題ですが、実際には消化器官からのガスのことが多いようです。
これは、身体が排出しきれない老廃物が消化器官に滞留してニオイの原因となっていることです。
この老廃物が蓄積されてくると、体は活性力の強い酸素を発生させてこれらを攻撃しようとします。
この活性酸素は身体の異物や老廃物を攻撃するのと同時に、細胞膜や遺伝子まで傷つけてしまい、ガン細胞の発生や増殖にも繋がってしまいます。
まずは、腸内環境を整えてあげるような食生活に切り替えてあげることが必要です。
また、歯の問題では、犬には人間の虫歯のような症状はほとんどありませんが、歯周病になっている子って割と多いです。
この歯周病の原因の多くは、カルシウム不足です。
特に室内で飼育している子は、肉類の食べすぎが多いようです。鳥肉ササミや牛肉の赤身をフードに混ぜたり、別におやつとして与えたりしている人が多いですが、これらの精肉といわれる筋肉には、"リン"が多く含まれていてカルシウムが極端に少ない食物です。
こうした肉の多い食生活だと、カルシウムがはじめから足りない上に、リンを排泄するときにさらにカルシウムが失われてしまいます。
そうすると、子犬では、クル病にかかり、足が曲がってきたり、成犬では、足に異常が出ることはほとんどないですが、アゴに影響が現れてきます。
アゴの骨からカルシウムが失われて、歯を支える骨が弱くなって、骨と歯の間に隙間ができ、食べ物のカスがたまり、細菌が繁殖しやすくなって、歯周病をおこしてしまいます。
慢性の歯周病は、心臓や腎臓など、身体の他の部分にも影響することがありますので、注意が必要な病気です。
これらを予防するには、ビタミンB、C、A、や、マグネシウム、カルシウムなどが有効です。
サプリメントで補うか、新鮮な野菜類、豆腐やおから、納豆などを混ぜてあげてください。
単一のペットフードだけでは、本当の意味での、健康な身体を維持してあげるのは、難しいと思います。
自然な食材のトッピングは、嗜好性だけではなく、健康のためにも有益です。
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