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免疫と自然治癒力(心の働き)

 人間の医学でも、ずっと以前は、心と病気の関係が言われていましたが、DNAが発見された頃から、"分子生物学"が医療の中心になり、動物の個体そのものよりも、細菌や、ウィルスに向けられるようになり、心と病気の関係については、無視されてきました。
 ですが、最近では、人間の医療界では、心についても見直されてきています。
心の部分も含めた生命の全体像について、考えてくれるような獣医さんも増えてきていると思います。

●自律神経 
 自律神経には、"交感神経(緊張)"と"副交感神経(リラックス)"があります。
この互いに逆方向に働く、2つの神経の微妙なコントロールによって、身体の各臓器が適切に働いています。
 交感神経(緊張の神経)の方が優位になると、心臓が活発になり、血管が収縮し、瞳孔が開き、胃腸の働きが抑えられます。
 反対に、副交感神経(リラックスの神経)が刺激されて優位になると、心臓の働きが弱まり、血管が拡張し、瞳孔が閉じて、胃腸の働きが活発になります。

 また、交感神経が優位な状態が続くと、免疫力が抑制され、反対に副交感神経が優位な状態が続けば、免疫力が高まります。
 こう言うと、副交感神経を優位にすることが重要に感じるかもしれませんが、免疫力が高まりすぎると、アレルギー疾患が起こります。
 アレルギーの子には、屋外で遊んだり、知らない場所に連れて行ったりして、緊張する状況を作って交感神経を刺激することで、改善につながることもあり、また、アレルギーの予防にもなります。
 この2つの神経は、どちらが大切ということではなく、バランスが重要です。

 自律神経のバランスが長期間に渡って狂ったとき、かかりやすい病気
◆交感神経が優位すぎる場合
 ガン 胃腸疾患 等
◆副交感神経が優位すぎる場合
 アレルギー 肥満 糖尿病 等

●ストレス
◆ストレスが病気を引き起こすしくみ
 ストレスがかかると脳の神経細胞に乱れた信号が発生します。 そうすると、神経細胞から発生する伝達物質のバランスが崩れることによって、交感神経が圧倒的に優位な状態になります。
 そのとき、様々なストレスホルモンが大量に放出されることによって、内分泌系がおかしくなってしまいます。
それによって、心・免疫系・内分泌系のバランスが崩れてしまい、免疫機能が弱ってしまいます。
 ストレスから開放されない限り、動物の治癒力は発揮できません。
強いストレスを受け続けると、感染症やガンにかかりやすくなるのは、このためです。

 免疫力と自然治癒力を低下させてしまう最大の原因はストレスです。
どんな病気にかかったときでも、まずは、ストレスをなくすことを第一に考えてください。

◆それでも、動物の身体はストレスに適応します
 例えば、子犬の頃、初めて散歩に出るときは、殆どの子犬は、知らない環境に出ることで大きなストレスを感じます。
ですが、回数を重ねることで、そのうちに最大の楽しみに変わっていきます。
 また、美容室にシャンプーや、カットに出すのも、最初は大きなストレスになってしまいますが、回数を重ねると、慣れてきて、徐々にストレスは小さくなっていきます。
 ストレスは、完全に避けるよりも、回数を経験させることで、小さくすることが必要な場合もあります。

●喜び・楽しみ・期待
 このプラスの感情は、副作用もなく、良いことばかりを引き出します。
ストレスは、身体に悪影響を与えるのは分かっていても、ストレスを完全に取り除くことは出来ません。
そのストレスに対処する最も優れた方法が、このプラスの感情を引き出してあげることです。

◆プラスの感情の効能
■リラックス
 プラス感情によって、心臓や肺の働きが活発になり、横隔膜が大きく動き、呼吸が深くなります
深い呼吸や横隔膜の大きな動きによって内臓が刺激され、血液の流れもよくなります。
それによって、鎮静化物質のエンドルフィンや、快感物質のドーパミンが放出され、心身ともにリラックスできる状態になります。

■ストレスホルモンの放出を抑制する
 ストレスによって放出される、コルチゾールノルアドレナリンアドレナリンなどのストレスホルモンのレベルを下げる働きがあります。
 ストレスの時、その大きさは変えられませんが、和らげる効果があります。

■免疫系の働きを高める
 ストレスが免疫機能を低下させることは以前から知られていましたが、プラスの感情が免疫機能を高めることも確認されてきました。
プラスの感情を持つことによって、免疫機能に大きく影響する、イムグロブリンの量を増やします。
 また、ワクチン接種のあと、免疫を獲得できたことを示すlgGや、抗原や毒素を無毒化する補体、ガン細胞を撃退するγ-インターフェロンなども、プラス感情を持つことだけで、大幅に増えることが確認されています。

 プラスの感情は、ストレスにかかわるストレスホルモンの放出を低下させるだけでなく、病気と闘うために、かかせない様々な細胞を増加させます。
 免疫系の強化のためにも、喜ばせてあげることはとても有効です。

■痛みを抑える
 ストレスホルモンのコルチゾールは、痛みの感度に影響を与えることが分かっています。
プラスの感情によって、コルチゾールの放出を抑制させることで、痛みの感じ方を和らげる作用があります。

■心臓を守る
 精神的なストレスは、活性酸素を発生させ、血管を保護している内皮細胞に障害や炎症を発生させます。
そのときに対応する免疫の力によって、泡沫細胞になり、泡沫細胞は動脈壁にどんどん蓄積して血管が狭くなり、動脈硬化が起こります。
 プラス感情は、こういった一連の流れを食い止める作用があり、心臓を保護します。

■パニックになってしまうのを防ぐ
 よく、ちょっとしたことで、パニックになってしまうワンちゃんを見かけますが、パニックを起こすと、ストレスホルモンの濃度が急激に増加し、心臓の鼓動のリズムが狂ってしまい、心臓の筋肉繊維が破裂することさえあります。
 パニックが起こると重大なことになる場合もありますので、防ぐ必要があります。
その優れた予防方法が、プラスの感情です。
 このプラスの感情を持たせるためには、喜ばせてやることが第一です。
 特に、犬の場合、散歩は、どんなに室内や庭で運動できていたとしても、必ず毎日連れて行ってあげてください。
あとは、家の外で、一緒に遊んだり、色々な場所へ連れて行ってあげたり、時には、膝に乗せて全身を撫でたり、マッサージしたり、と、色々な楽しみを出来る限り多く作ってあげてください。

 それだけでも、ストレスの解消になり、常に、プラスの感情を持つことが出来ます。

 また、病気にかかってしまったときなどは、飼い主さんの心配な様子、不安な気持ちを、悟られないように、安心の出来る、自信を持った態度で接してあげてください。
それだけでも、随分と、回復力が違ってきます。

 

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