貧血の子への対応
まずは防腐剤などの一切入っていない自然な食事を与えること、充分な水分を摂ること、オシッコは我慢させないでドンドンできる環境にしてあげてください。
また、一日のうちで、楽しい気持ちで緊張する場面と心からリラックスできる時間も作ってあげてください。
その上での対応です。
貧血を起こすのは大きく分けて2つで、血液を正常に作っているのにそれ以上に血液が失われている場合(再生性)と、血液を正常に作れない場合(非再生性)です。
再生性の場合の病気では、外傷、腫瘍、寄生虫、中毒、免疫介在性などがあり、非再生性では、腎疾患、内分泌疾患、鉄欠乏性、再生不良性、溶血性などがあります。
改善のためには根本的な原因を解決するためにも免疫機能を整えることが必要です。
貧血は心臓にも負担がかかりますので心臓のケアも同時にしてあげてください。
原因が何であっても、まずお勧めは、
フラックス・シードパウダー
ハーブパウダー 腎臓
ビーポーレン
大麦若葉
クマザサパウダー
です。
フラックスシードパウダーは心肺機能の強化や免疫機能を整える働きがあります。
ハーブパウダー腎臓は、鉄分とビタミンCを多く含んでいる、”ダンディライオンリーフ”と”ネトル”に血液の循環を高める”ホーソン”も配合していますので名前は腎臓ですが、貧血の子にもおすすめです。
ビーポーレンは吸収率の高いヘム鉄を多く含んでいて、造血作用に必要なビタミンB、ビタミン12、葉酸なども多く含まれていますので、どんな原因の貧血でもおすすめです。
大麦若葉やクマザサには、鉄以外に葉酸、マンガン、銅、ビタミンCなども含まれていますので、鉄分の吸収を助けます。
更に加えて
ジンジャー ドライパウダー
ハーブパウダー パウダルコ
エクレクティック パウダルコ
などが良いです。
◆鉄欠乏性貧血◆
犬や猫では鉄欠乏性の貧血は少ないですが、良質なタンパク質を充分に摂ること、鉄分を多く含んだ食材を使うこと、造血効果のあるビタミンCとB16、クロロフィルを充分に摂ることにより赤血球のなかのヘモグロビンを作ることができ、貧血の改善に役立ちます。
食材としては、レバーや魚貝類、卵黄、チーズ、納豆、大麦若葉、ほうれん草、ブロッコリーなどがおすすめです。
また、ビタミンCを充分に摂ると食事からの鉄の吸収率を数倍に高めることができます。
吸収されにくい野菜中の鉄もビタミンCによって吸収・利用率が高まります。
ビタミンCについては、以前の記事にも書いています。
「ビタミンCについて」
また、フードを使う場合でも上記のような食材をトッピングしてあげてください。
ドッグフードでは、
ハーロウブレンド ラム&ライス
C&R プレミアム・ドッグ
フリーズドライ ラム・グリーントライプ
が吸収されやすい形で鉄分を含んでいるラム肉が主原料ですので、おすすめです。
キャットフードでは、
フィーライン ラム・グリーントライプ
が良いです。
特に高齢になってくると胃液の分泌低下によって鉄の吸収が悪くなりがちですし、女の子のヒート中も鉄分が少なくなりますので注意してあげてください。
また、腫瘍や内臓疾患などが原因の場合はその原因を解決することが第一です。
◆再生不良性貧血◆
人間では難病指定されている病気で、血液をつくる骨髄の働きが低下するために起こる貧血で、免疫の問題やウィルス感染、化学物質の影響などが原因と考えられていますが、現状でははっきりとした原因は解明されていません。
完治は難しい病気ですが、まずは毎日の生活の改善と免疫機能のバランスを整えることを考えてあげてください。
免疫については、アレルギーについて書いた記事ですが参考になると思いますので、よければ見てください。
生活習慣病
◆溶血性貧血◆
玉ねぎの中毒が有名ですが、その他では感染症の場合と、多いのは免疫介在性溶血性貧血です。
免疫介在性貧血の原因については、免疫細胞のリンパ球が多すぎることが原因と考えられていましたが、実際はリンパ球が少なくなって免疫が下がり、顆粒球が増えた状態だということが分かってきました。
顆粒球は活性酸素を発生させて異物を攻撃しますが、増えすぎると色々な悪い影響を与えます。
ストレスによって免疫が下がることが原因で免疫介在性の病気が起こります。
対応としては、この場合も、免疫機能を整えることが重要です。
ハーブでは、
キャッツクロウ
フィーバーフュー
ハーバルプロポリススプレー
が自己免疫性と言われている疾患には効果が期待できます。
免疫について書いた記事もありますので、見てください。
免疫と自然治癒力
その他の原因についても免疫機能と腸内環境を整えることで根本の疾患の改善を考えてあげてください。
貧血については、薬品との関連も大きいように思います。
普段から必要以上に薬を使わないことも重要なことですし、食べたものを完全に吸収できるように消化器系を整えること、免疫機能を整えて生活習慣を見直すことも考えてみてください。
貧血と言えば鉄分と言われることが多いですが、鉄分の多い食事を与えても改善できない場合は鉄分欠乏症ではないということです。
別の原因に対する対応が必要です。
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