健康に過ごすために、心と食事、生活環境のご提案

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病気について (2003/6/19)

 犬や猫って、急な痛みには、泣き声を上げたりして反応しますが、ジワ~と湧き上がってくるような鈍い痛みには想像以上に我慢強い面があります。
 そのため、症状の現れにくい病気の場合、飼い主さんが気付いたときには、かなり進行していることがあります。

 一般に、下痢・嘔吐などについては、飼い主さんも心配されるのですが、ワンちゃんやネコちゃんが元気で食欲もあれば、ほとんどの場合、しばらく様子を見ても大丈夫です。
 それよりも、「ちょっと元気がないかな」というような状態が続いているときの方が、深刻な病気の前兆の可能性があります。

 ところが、はっきりとした症状がないので、獣医さんに診てもらったり、相談するのも気が引けることが多いようですし、飼い主さんも、ご自分の判断で、しばらく様子を見てみようと思いがちです。

 もちろん、何でもないこともありますが、そんなときこそ獣医さんで診てもらってください。
 ところが、ほとんどの獣医さんは、検便程度の簡単な検査だけで、しばらく様子を見るようにとおっしゃって、適当な薬を処方すると思います。そんな時に、詳しい問診や時には慎重な検査をしてくれるような獣医さんこそ、本当に動物の病気に精通した、お奨めの獣医さんです。

 話はそれてしまいましたが、はっきりとした症状はないけれど、飼い主さんにしか分からない状態の変化って重要なことです。

 必要以上に色々なことに神経質になってしまうのも考えものですが、動物達の重要なサインを見落とさないためにも普段のコミュニケーションを十分にとってください。

 って、偉そうに書きましたが、実は、自分の、過去の悔やんでも悔やみきれない悲しい経験からのアドバイスです。
 獣医さんに相談できないことや、相手にされないようなことでも、飼い主さんがおかしいと感じることや気になることがあれば、どんなことでも遠慮なくお問い合わせください。

 

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