ガンについて ⑧ 骨肉腫(2015/5/22)
悪性腫瘍の中でも骨肉腫の怖いところは、進行が速く肺などに転移していることが多いということと、激しい痛みがあることです。
足に出来ることが多く、治療のまず第一は手術による切断で、例え他の部位に転移していたとしても激痛を取り去るためにも切断することが多いです。
猫の場合は、転移や再発することが少ないようですので、断脚することで完治になることもあります。
また、進行も犬に比べると緩やかですので、その子の年齢や体調によっては、痛みの緩和以外の治療は何もしないことも選択肢のひとつです。
人間の場合は切断せずに人工骨などを使った温存手術が標準になっていますが、動物の場合は現状では切断手術になります。
やはり、人間の医療に比べると遅れていますね。
初期症状としては、足に出来た場合は足を引きずったりビッコを引くような仕草があります。
それほど痛みがあるような様子はないので、そのまま様子を見ることが多いようですが、特に大型犬の場合は、すぐに獣医さんで診てもらってください。
早期発見が最も重要なガンです。
進行が速い分、抗ガン剤の効果が大きいガンですので、早期発見の場合で肺への転移がなければ完全寛解のケースも少なくないようです。
その後の食事や生活環境を整えることを重視してあげてください。
抗ガン剤治療を選んだ場合に効果を高める手立てについて書いた記事もありますので、見てください。
骨肉腫と診断されたら絶望的な気持ちになることも多いと思いますが、最近は治療の成績も以前に比べるとかなり良くなっていますので、この『ひとりごと』でも何度も書いていますが、心配な気持ちを悟られないように、自信を持った安心のできる態度で接してあげてください。
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