ペットショップで購入した仔犬 ② (2004/3/13)
ペットショップでは、すぐに売れずに、ある程度、大きくなってしまった子もいます。
そんな子は、いつも、飼い主さんにベッタリと寄り添っているような子になる事が多いです。
また、先住犬がいる場合は、その子に、とても強い愛情というか、結びつきを求めるようになる事もあります。
と、言うと、良いことのように感じるかもしれませんが、反面、分離不安やパニックを起こしやすい子も多く、人間で言うところの"ひきこもり"などと同じような精神状態で、健全な状態とはいえません。
普通は母親や兄弟と一緒にいるはずの時期に、ひとりぼっちで、常に人目に晒されて、寂しい時間をすごして来た経験がトラウマのようになってしまって、飼い主さんと一緒にいるときでも、いつも不安と寂しさを感じながら過ごしています。
また、そのことによるストレスが原因で、身体の抵抗力が弱く、病弱な子も多くなっています。
そんな子を迎えたときは、癒してあげる事と、安心させてあげる事を第一に考えてあげてください。
留守番するときも、不安で、はちきれそうな気持ちで過ごすのではなく、飼い主さんの帰りを楽しみに待っていられるように、毎日の生活の中で、楽しい事 (例えば、散歩する、おもちゃで遊ぶ、ボール遊び、ひっぱりっこ、または、おやつの時間、など) が沢山あることを経験させてあげてください。
また、先住犬がいる場合は、一緒に散歩するときと、1匹だけで散歩するときの両方を楽しませてあげてください。
しつけの事などを考えるよりも、まずは、徐々にでも、安心して楽しく過ごせるように考えてあげるのが第一です。
それでも、どんなに大切にしても、心のどこかに寂しさを持ったままで一生を過ごします。
大きな気持ちで包み込んであげてください。
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